【PA基礎②】基本的なシステムを理解しよう!!PAに不可欠な5つの機材について

PAのあれこれ

こんちわーJoe満(ミツル)でーす。

今回はPAについて2回目の記事となります。前回は、PAとは何か??ということについて話してきました。前回の記事もご一読下さい♪♪

今回は、前回より一歩踏み込んで、具体的に機材を使用したPAシステムについて話をしていきまっす(*˙˘˙*)

基本的なPAシステムについて

これだけ押さえてればとりあえずPAできるぜ!!っていう機材達を紹介していきます( •̀ᴗ•́ )/

  1. マイクロフォン
  2. ミキサー
  3. グラフィックイコライザー
  4. パワーアンプ
  5. スピーカー

これらの機材が、基本中の基本となります。そして!なんと!!どんなに大きなPAシステムもこれらの機材の数が多くなったりするだけで、基本的な流れは変わりません!!!

つまりは、この流れを理解出来れば、PAのほとんどは会得したも同然です!!ちと大袈裟かもしれませんが…( ̄▽ ̄;)

PAの基本システムのイメージアニメーションです♫

マイクロフォン

SM58(SHURE)

マイクですね。正式名称がmicro-phoneです。小さい電話と書きます。

PAの世界ではヘッドと言ったりもします。

例えばマイクを入れるケースのことをヘッドケースって言ったりします。PAシステムの頭(初め)にくる機材であるため、ヘッドと言うんですね。

マイクにはたくさんの種類や構造の違いがあるのですが、それは後述するとして・・・(・▽・)

PAシステムに欠かせない大きな役割があります!!!( ๑•̀ω•́๑)それは…

空気の振動(音)を電気信号に変換する

これがマイクの最大の役割です!!

変換の仕方は構造や種類によって異なりますが、音という形のないものを電気信号という比較的扱いやすいものに変換するのです!

ということは・・・マイクより先は全て電気信号としてケーブルを伝い、その他の機材へ送られるわけです。

ここんとこ、結構ミソですよ!!

ミキサー

MG20XU(YAMAHA)

マイクから送られてきた音(電気信号ね)は次にミキサーという機材に入ります!!

正式名称はmixing-console。日本では(たく)と言ったりします。海外では、consoleですね。

ミキサーも様々な種類があり、メーカーによっても特色があったりしますが、それは後述するとして・・・(・▽・)

ミキサーの最大の役割はっ!!!

音を混ぜることです!!

まんまですね。ミックスします。

たくさんのマイクや、CDの音などをミキサーを使い、ひとまとめにした後、スピーカーに送るというわけです。

こちらも重要な役割を担う機材ですね。

そしてなんと言っても本番中に一番触る機材がミキサーだったりしますので、PAと聞いてまず思い浮かぶ機材がミキサーという方も多いはず…www

そして、後述しますが、ミキサーの役割として知っておきたいものがまだ、二つあります(๑•̀д•́๑)音を混ぜることも合わせてリストにします。

  1. それぞれの音量を揃える。(HAにてラインレベルまで引き上げる)
  2. 音を混ぜる
  3. 音を分ける(分岐させる)

上記の3つになります。

詳しくは後述しますが、上記の3つの役割をしっかりと認識しておくことが、かなり重要なこととなってきます。

グラフィックイコライザー

Q2031(YAMAHA)

正式にはgraphic-equalizerと言います。

日本ではグライコと言ったり、グラフィックと言ったりしますね。表記としては、G.EQと書きます。

イコライザーとは音質を調整するものになります。聞いたことや触ったことがある方もおられると思います。

オーディオやスマホにも、イコライザーは付いてますからね♪♪

グラフィックイコライザーは、目で見て分かりやすいイコライザーのことを言います。

PAで使用するものは大体、31本のスライダーがついています。写真を参照下さい!!

このグラフィックイコライザーの最大の役割は!!

スピーカーのチューニングをすることです!

そして、合わせて知っておきたいことは、スピーカーの調整の中で、

ハウリングしないようにも調整していくことです。

あらためてリストにすると・・・

  • スピーカーのチューニング(音質調整することね♫)
  • ハウリングを防ぐ

この2点がグラフィックイコライザーの大きな役割となります。

前記事でも申しましたが、PAはハウリングとの戦いでもありますので、このG.EQの調整がキモになります。

余談ですが・・・

イコライザーとは、イコール(Equal)にするものと言う意味から来ています。

私の勝手な解釈も入りますが、全ての音域を等しくするものっていうイメージです。

PAでは出過ぎた帯域をカット(減衰)させながらスピーカーのチューニングを行います。

ブースト(増幅)はハウリングの原因ともなりますので、基本的には行いません!!

(G.EQについても、詳細は別の記事で改めて書いていきます♫)

パワーアンプ

GX5(QSC)

表記としてはP.AMPと記載します。

呼び方は、単純にアンプと言ったりします。

amplifierから来ており、増幅器という意味です。

こちらもPAシステムの核を担う部分ですね。

役割としては・・・

音(電気信号)を大きくする!!

単純ですが必需品です!!

そもそも、PAとは音を大きくして多くの人に伝えることが目的であり、この「大きくする」部分を担うパワーアンプは必須となります!!

機材としてはシンプルで増幅量を、決めるツマミがあるだけで、セッティングが終わればバラシ(片付け)の時まで基本的には触りません(´・ω・`)

あと、とても重量のある機材で、キャスター付きのケースに入ってることも多いです。(会場に据え置きの機材は別ですが…( ˊᵕˋ ;))

最近はデジタルアンプなど、軽いものも出てきております。(軽いことは正義です(*´▽`*))

スピーカー

SX300(Electro Voice)

さぁ、いよいよ最終局面!!スピーカーです。

コイツはマイクと全く逆の役割があります。

つまりは・・・

音(電気信号)を音(空気の振動)に戻す!!

こうして、無事に大きくなった音がスピーカーから出てくるわけですね♪♪

スピーカーはパワーアンプによって増幅された音(電気信号)をケーブルで受け取って、フレミングの左手の法則を用いて、空気の振動を作り出すわけです゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚

機材の裏側のコネクターにケーブルで接続する(イメージ画像)

こちらも様々な種類がありますので、後述しますね♪♪

今では主流となったラインアレイスピーカーのことも改めて書きたいと思います♪♪

面白いですよ(﹡ˆ﹀ˆ﹡)

まとめ

ここまでごくごく簡単にPAの基本的なシステムについて話をしてきました。

始めに書いた通り、この基本形の応用により、どんな規模のPAも構築されておりますので、非常に重要かつ、軸になる部分ですので覚えて頂けると良いかと思います♪♪

おさらいしておきましょう!!

マイク・・・音(空気の振動)を電気信号に変える!

ミキサー・・・音(電気信号)を混ぜる、分ける、(音量を)揃える!

G.EQ・・・スピーカーのチューニング(調整)をする!

P.AMP・・・音(電気信号)を増幅する!

スピーカー・・・音(電気信号)を音(空気の振動)に変える!!(戻す)

PA基本システムのイメージアニメーションです!!(keynoteで作りました!!)

これだけ知ってれば、PAの8割は理解出来たも同然!!・・・とはなかなかいかないですが…(๑´^`๑)

過言ではないくらい基礎となります♪♪

次回から更に細かく機材について記事にしたいと思いまっす♪♪

すぐにPAを始めたいって方は下のような簡易セットもあります♫(あくまで簡易版)ちょっとしたPAなら可能ですが、痒いところには手が届かないのは仕方なしとすべし(小規模会場向き)

コメント

タイトルとURLをコピーしました