このカテゴリーでは、今後PAの世界に足を踏み入れたいと考えている方や、PAというものを取り入れたいと考えている方へ向けて、基本的なPAの知識や技術などを書いていこうと思います♪♪
そもそもPAとは??
まずは「PA」という言葉について
PAとはPublic Addressの頭文字を取った略語となります!
それぞれの意味は下記の通り♪♪
Public・・・公の、大衆の、人前
Address・・・演説、講演、呼び掛ける
つまりは、PAとは、多くの人に伝えるという意味があります。
PAのイメージについて
この記事を読まれる方は何となくPAのイメージを持たれていると思います。思いつく限り箇条書きで挙げていきましょう♪♪
- ライブハウス
- ホール(市民会館や公共、民間の会館)
- 野外フェス
- ブライダル(披露宴会場)
- ホテルのバンケット(宴会場)
- 各種イベント(室内外含む)
- テーマパーク
- 演劇
- 部活動、スクールの発表会(ダンスなど)
挙げ始めるとキリがありません( ̄▽ ̄;)
上記に挙げたもの全てにPAは絡みます♪♪
所謂、音響というポジションになりますね♪♪
「PA」が指すもの
一言にPAと言っても実は使われ方によって指すものが微妙に変わります(。´・∀・)ノ
「PAさん」というとオペレートをする人を指しますし、「PAシステム」となると機材のことを指します。「PAを使う」となれば、音を出す行為のことを指します。
もっとシンプルにPAとは?!
PAとは、マイクやスピーカーなどの機材を使って音を出すことです(´∀`)
これに尽きる(。´・∀・)ノ
要はそのままの生の音だと音量的に小さく、その催しを見に来た人すべてに音が届けられないため、PAによって音を大きくして音を届けるというものです!♪♪
また、音楽的に特化したものをSR(sound reinforcement)などと言ったりしますが、この言葉は、あまり使われません…( ̄▽ ̄;)
音をマイクやスピーカーなどの機材を使用して大きくすることを言いますので、講演会でも、ライブでも、イベントでもPAと言います。
「PAは生物(ナマモノ)」
PAはマイクやスピーカーを使用して、実際に目の前で行われていることに対して、拡声することを言います。(いわゆる、ライブ(生)ですね)
ですので、ラジオやレコーディングといったものとは少し毛色が違います。(収録など)
また改めて触れますが、PAとはハウリングと背中合わせであり、ハウリングとの戦いでもあります。ここが難しい所でもあり、面白い所でもあります。
PAという仕事について
世の中には無数のPAカンパニーがあります。
音響屋さんという言い方もよく使われますね。
有名なアーティストのツアースタッフに憧れてこの記事に辿り着く方もおられると思いますが、それは本当にごく一部の音響屋さんとなります。
誰もが知っているアーティストのツアースタッフなどは、東京のトップに位置するPAカンパニーに限られた話です。「現地スタッフ」として地域の音響屋からスタッフが派遣されることもありますが、その率で言えば、照明会社の方が断然多いです。
狭き門ですが、有名なアーティストのツアースタッフを目指すのであれば、上京が確実な第一歩となります。
音響屋さんの種類
先程も触れましたが、プロアーティストのツアーを回るような音響屋さんは日本でもトップクラスの企業で、規模もかなり大きなものです。
その逆に個人事業主のようなPAカンパニーも無数にあり、地方、大阪、東京など場所を問わず多くあります。
仕事内容も企業規模も様々ですので、個人事業主や有限会社、株式会社まで様々な形態の企業があります。
大まかな種類を挙げてみまっす♪♪
- イベントやライブなどをオールマイティにこなす一般的なPAカンパニー
- ホテルに常駐し、バンケット(宴会場)の催しを主に行うPAカンパニー
- ブライダルに特化したPAカンパニー
- ライブハウスに入っているPAカンパニー
- 市民会館などに常駐し、ホール管理業務を主に行うPAカンパニー
一概には言えない所も多いですが…( ̄▽ ̄;)
上記のような仕事をいくつか掛け持っている企業もあります。
また、舞台、照明、映像といった分野を合わせ持っている企業もあり、部署によって分けられている企業もあります。(例えば、音響部、照明部etc)
PAという仕事に就きたいと考えるのであれば、どういった方面が自分の目指すものか、大まかでもいいので考えておくと良いでしょう。
PAのここが大変!!
PAを生業にする上で知っておいた方が良い点をいくつか挙げます。
- 土日が仕事になる。(イベントが多いからね♫)
- 朝がめちゃくちゃ早い現場や夜がめちゃくちゃ遅い現場がある。
- 基本的に機材が重く、肉体労働である。(最近はデジタル化により軽減されたよ♫)
- 職人気質な世界である。(見て覚えろ!など。最近は軽減されたかな…)
- 機材を扱うため、機械が好きな方が良い。(センスも大事。何より気持ちが一番!)
- 高所作業などを伴う危険な作業が含まれる。(場合によっては大事故になります)
これらは、職種によっても大きく差異があります。一般的なPAカンパニーでは上記のようになりますが、ブライダルを専門としたPAカンパニーでは、上の限りではないでしょう。
つまりは、ブライダルなどでは夜遅くなることも少なく、危険なこともそうないでしょう。機材も常設のものを使うため、仕込み(準備)やバラシ(機材の片付け)などもほとんどありません。(ハウスウェディングやレストランウェディングなど)
まとめ
PAとは、マイクやスピーカーなどの機材を使用して音を拡声する仕事のこと。
様々な規模や職種の企業がある。
一般的な仕事と異なり大変なこともたくさんあるが、お客さんの感動がダイレクトに伝わり、やりがいに繋がる。
一般的な仕事では味わえない経験を数多く体験出来る。
長くなりましたが、具体的なPAのやり方については、今後少しずつお伝えしていきたいと思います♪♪
PAは、楽しいですよ!!次回はPAの基本的なシステムについてお話します!!
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