【ZOOM会議】カメラやスイッチャーを導入して、より充実したハイブリッド会議へ♪♪(。´・∀・)ノ

音響/レビュー/デジモノ

どうも!Joe満(ミツル)ですっ!!

現在、ワクチン接種の拡大により、比較的落ち着きつつあるコロナウイルスの猛威ですが、まだまだ予断を許さない状況とも言えるでしょう。

以前、ZOOM会議の音声について、記事を2つほど挙げましたが、こうしたZOOMなどを利用したオンライン会議は、今後も需要が無くなることはないように思えます。

ちなみに、以前上げた記事は下記の通りです♪♪

こうした現状を踏まえつつ、ZOOMなどを利用したオンラインとリアルを併用したハイブリッド会議について、今回は、「映像」に主眼をおいて記事を書いていきたいと思いマース!!

動画で紹介♫

いきなりですが、動画でも紹介しているので良ければご覧いただけると嬉しいです♬

ハイブリッド会議での映像配信

まず初めに、ZOOMなどを利用し、ハイブリッド会議を行う上で、カメラやスイッチャーなどを接続する場合…

WebカメラとしてPCに認識させることが手っ取り早いですっ!!

Webカメラとして認識させることがポイント!

ここで、プロの方たちも使用しているのが、BLACK MAGIC DESIGN社の「Web presenter HD」という機器です♪♪(´∀`)

少しお値段は、張りますが、コマ落ちすることなく、安定した映像を配信できるため、プロの方たちは大体こうした機器を使用しています。

この「Web presenter HD」はWebカメラとしてPCに認識させるだけで、カメラの機能はありませんので、ご注意を…( ̄▽ ̄;)

「SDI」という信号について

映像信号には様々あり、伝送されるケーブルの種類も様々あります。

現在、主流なのは「HDMI」ですね。コチラは民生器から業務用機器まで、幅広く使用されています。

そして、今回紹介する「SDI」という規格は、プロの世界では長く使用されてきたもので信頼性も高いものです。かなり要約して簡単に特徴をリストアップしマース!!

  • 非圧縮のデジタルビデオを送れる。
  • 映像も音声も一本のケーブルで送れる。
  • 長距離の伝送が可能である。
  • BNCコネクターのため抜けにくく安全。

SDIの信号伝送には、「BNCケーブル」が使用されますっ!!

とっても取り回しがしやすい規格なんですね♪♪(´∀`)

ちなみに「BNCケーブル」の形状は下記の通り。

BNCコネクター(BNCケーブル)

ひねって接続するため、抜け止めされます。HDMIのように誤って、引っ張られて抜けるというリスクが激減します。

オンライン会議でよく使われるカメラ

ちなみに、オンライン会議でよく使われるカメラは、下記の通りです♪♪(´∀`)

上記で紹介したカメラには、SDI OUTが付いており、BNCケーブルを使用した長距離伝送が可能になる上に、プロユースにも耐えうる画質の良さが大きな魅力となります♪♪(。´・∀・)ノ

カメラをSDIで入力できるスイッチャー

皆様は、スイッチャーという機材をご存知でしょうか?

複数台のカメラや、パワーポイントを表示させるパソコンの画などを入力し、切り替えることが出来る機材ですね♪♪(´∀`)

DVDプレーヤーやブルーレイなども接続出来ます♪♪(。´・∀・)ノ

そして、ここまでで紹介した、SDI出力を搭載したビデオカメラを接続するための機器として、下記のようなスイッチャーがあります。

V-1SDI (ローランド)

コチラは機材の名前に「SDI」と入っているので分かりやすいですね。Rolandは、スイッチャーのメーカーとして、かなりオススメなメーカーです♪♪(´∀`)

小型で取り回しもよく、長く使える安心感や安定感がありますね♪♪(。´・∀・)ノ

■ハーフA4サイズ
■Full HD 1080p 対応
■入力: 3G-SDI x 3系統 / HDMI x 2系統(HDCP対応)
■出力: 3G-SDI x 2系統 / HDMI x 1系統(HDCP対応)

ATEM Television Studio HD (Blackmagic Design)

本記事にて、一番初めに紹介した「Web presenter」という機器と同じメーカーになります。

この「Blackmagic Design」というメーカーも、プロの間でよく使われるメーカーです♪♪

比較的安価なものもあり、信頼感も得ているメーカーですね♪♪

■SDIビデオ入力:x4(SD/HD切替可能)。2chのエンベデッドオーディオ
■HDMIビデオ入力:x4(10-bit SD/HD切替可能)。2chのエンベデッドオーディオ
■ビデオ入力再同期:全8入力
■SDIプログラム出力:x5(SD/HD切替可能)
■HDMIプログラム出力:未対応

■マルチビュー総数:1
■SDIマルチビュー出力:1
■HDMIマルチビュー出力:1

システム運用の一例 ~その①本格的なシステム〜

それでは、上記で紹介した機材を使用した配信用システムの一例を紹介します♪♪(。´・∀・)ノ

「V-1 SDI」を使用したシステム

カメラは、SDI出力を搭載したSONYの「PXW-Z150を使用しています。

スイッチャーは、Rolandの「V-1 SDIを使用しているので、SDIとHDMI、両方の入力に対応できます。

最終的に、Black Magic社の「Web presenterにて、USB出力し、ZOOMなどで使用するパソコンにUSBで入力すればOKです。

「ATEM Television Studio HD」を使用したシステム

上記のシステムで、スイッチャーを「V-1SDI」から「ATEM Television Studio HD」に変更したシステムです。

お値段が少しお安くなります。

マルチビューモニターについて

システム図にもある「マルチビューモニター」について少し触れておきます。

マルチビューモニターとは、スイッチャーに入力した様々な映像を1台のモニターで管理するというものです。

基本的には、HDMIの信号が入力できるものであれば、どんなものでも構いません。

画面が分割されますので、少し大きめの方が見やすいかもしれませんね。

システム運用の一例 〜その②簡易的なシステム〜

その①では、プロも使用する本格的で、かつ汎用性の高い、質を重視したシステムでしたが、ここでは、少しコストを押えた簡易的なものを紹介します。

SDI信号を使用せず、全てHDMIケーブルでの接続にて完結させるものとなります。

「V-1 HD」を使用したシステム

SDIを使用しないため、カメラは民生用のハンディカムを使用し、また、PCへのキャプチャーも少し簡易的なもので「UVC-01という、HDMIの信号をUSBストリーム出力できるように変換するものを使用しています。

そして、スイッチャーも「V-1 SDI」から「V-1 HD」に変更し、かなり安価になっています。

コストがかなり抑えられる反面、下記のようなデメリットがあります。

  • HDMIは長距離伝送に向かないため、近い距離での設置に制限される。
  • それぞれの機器が安価なため、画質など「質」が落ち、「安全性」や「信頼度」も下がるため、心配要素が増える。
  • システム構築の幅が狭くなり、汎用性が下がる

状況に合わせて、本格的なものか、少し簡易的なものかを選択できれば良いですね。

上記より、SONYハンディカム「HDR-CX470」とRolandキャプチャー「UVC-01」の詳細を確認くださいっ!!

さらに、音声も一元化するオールインワンな機材を使用したシステムもあります♪♪

システム運用の一例 〜その③オールインワンでよりコンパクトに〜

Rolandの「VR-4HD」という機器を使用すれば、ハイブリッド会議で必要な様々な機器の機能が詰め込まれているため、これ一台で多くのことが解決します。

以前、ハイブリッド会議の音声のみに特化したシステムの記事を上げましたが、そこで、要となっていた「オーディオインターフェイス」の機能まで内蔵しますっ!!

会場の音声をZOOMの接続先へ送ったり、ZOOMの接続先の音声を会場のスピーカーから出力したり…といったこともこのスイッチャー一台で可能になるわけです♫

VR-4HD (ローランド)を使用したシステム

コチラのスイッチャーは、音声の入力もできるかなり優れものな機種になります♪♪

しかも、USB3.0にて、映像と音声を非圧縮で出力し、PCに「Webカメラ」として認識させることができるため、ZOOMをはじめとするオンライン会議アプリケーションへ、シームレスに出力することが出来ます♪♪

また、マルチビューモニターも内蔵しているため、別でモニターを準備しなくても、入力されたカメラやPCの映像を確認することができますっ!!(画面が小さいことは後々ネックになりえます…)

コイツがあれば、一気に色んなことか解決するかなりの優れものです♪♪(。´・∀・)ノ

「VR-1HD」という、「VR-4HD」の安価なタイプもあります。入力信号数が減ったり、性能が少し劣ります。

その他、便利な機材の紹介

上記で紹介した機器の他にも、オススメの機材がありますので、紹介していきます。

ちなみにケーブルなどは、「サウンドハウス」での購入がオススメですっ!!↓↓↓

サウンドハウス サウンドハウスで機材を見る サウンドハウスで機材を見る

SDI出力のあるカメラ(業務用ハンディ)

まず、画質の良いプロユースのカメラの紹介です。なお、SDI出力できるもので、安価なものを中心にピックアップして紹介します。

ちなみに、下記は、SDI出力ができるカメラの一覧です♪♪

PXW-Z90 (SONY)

ソニーのビデオカメラでSDI出力が可能な機種の一番価格の安いものになります。約320,000円。

AG-UX180 (Panasonic)

パナソニックのカメラでSDI出力可能な機種の一番安価なものです。約300,000円。

XA55 (Canon)

キャノンのカメラでSDI出力可能な機種の一番安価なものです。約250,000円。

GY-HM185 (JVC)

JVCケンウッドのカメラでSDI出力可能な機種の一番安価なものです。約170,000円。

SDI対応のスイッチャー

SDIカメラを接続可能なオススメなスイッチャーを紹介します。上記記事内でも紹介しているものです。

V-1 SDI (Roland)

SDI×3入力、HDMI×2入力。スイッチングレバー有り。約200,000円。

ATEM Television Studio HD (BLACK MAGIC)

SDI×4入力、HDMI×4入力。LCDスクリーン搭載。約120,000円。

HDMIのみ対応スイッチャー

SDIが使えないスイッチャーの紹介です。

V-1 HD (Roland)

HDMI×4入力。スイッチングレバー有り。約73,000円。

ATEM miniシリーズ (BLACK MAGIC Design)

HDMI×4入力。USBストリーム出力可。約80,000円。

とにかく万能!!オールインワンスイッチャー

記事内でも紹介している「オールインワン」型のスイッチャーを2つ紹介します。

VR-4HD

HDMI×4入力。オーディオインターフェイス搭載。USBストリームアウト搭載。マルチビュータッチモニター搭載。約300,000円。

VR-1HD

HDMI×3入力。オーディオインターフェイス搭載。USBストリームアウト搭載。約140,000円。

その他、あると便利な小物系(キャプチャー&コンバーター)

映像の変換(コンバート)をしたり、取り込み(キャプチャー)したりと、あると便利な小物系を紹介します。

Web presenter (Black Magic Design)

SDIの信号を取り込み、USBにてストリーム出力してくれるもの。画面で映像の確認もできるので安心。安定性、信頼性も抜群!約60,000円。

UVC-01 (Roland)

Web presenterより安価なキャプチャー。HDMIをUSBストリーム出力できる。約27,000円。

Micro Converterシリーズ (Black Magic Design)

HDMIからSDI。SDIからHDMI。両方向の変換ができるコンバーター。約10,000円。↓↓

HDMIからSDIへの変換ができるコンバーター。約7,500円。

SDIからHDMIへの変換ができるコンバーター。約7,500円。

オススメのカメラ三脚

↓リーベックの三脚。約25,000円。

VINTEN(ヴィンテン)というメーカーの三脚はプロも使用しますが、篦棒に高いので、リーベックがオススメです♫個人的には、コスパは最強だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ZOOMなどのハイブリッド会議を始めとし、音楽ライブ配信などでも使用できるシステムを紹介してきました。

また、規模などによっては、個人レベルの配信にも使用できる安価なシステムも構築可能です♫

目的に合わせて、安全性、安定性、画質、機能性、操作性、可搬性、設置のしやすさ、汎用性、コストパフォーマンスなど、色々な側面から、皆さんに合ったシステム構築をして頂ければと思います。

こうした、配信系のシステムを持っていれば様々なシーンで役に立ちますので、特にこれからの時代には必須になってくるのではないでしょうか。

この記事が、何かのお役に立てれば幸いです。

では、最後にも動画を載せておきます。

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