【イジメの時間】負の連鎖を全力で回避せよ!!〜感想と考察〜

何気ない日常

どぅも〜Joe満(ミツル)ですっ!!

マンガアプリで、どハマりして読み進めていた「イジメの時間」を読破しましたっ!!

いやー面白かったです(´∀`)♪♪

結構、生々しい描写で現実でも起こりうるんだろうな。と、感じました。

読み終えた後は、色んな考えが頭を巡りましたー。

こんな感じのイジメって本当にあるんだろうなー。とか、逆に、回避できる方法もあるんだろうなー。とか。ストーリーに対して、ではないけど、なんでこんなに続きが気になるんやろー(‘°◻︎°` ; )ぁゎゎ!!とかwww(最後は、1500円ほど課金してしまいましたorz

サクッとあらすじ

些細なきっかけでイジメを受け始めた主人公が、相当酷い事をさせられ、その末に、復讐を誓い、イジメてた子たちに散々仕打ちをした後に殺害しようとする話です\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/コワッ

もう本当に目を覆いたくなるようなイジメを受けるし、さらに輪をかけて目を覆いたくなるような復讐劇が繰り広げられます。ひたすら拘束して狭い倉庫に監禁して、ボコボコにするっていうΣ ゚Д゚≡( /)/エェッ!

ラストは「えぇっ!!そんな風になりますか??!」って感じのラストです。(抽象的過ぎ?www)

とはいえ、冒頭でも言いましたが、生々しく現実味のあるラストだなーとも思いました。

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登場人物と親子関係

天童歩【テンドウ アユム】(主人公)

天童歩
天童歩

これが、僕の正義だ。

些細なことをキッカケにイジメを受けることになった歩くんですが、彼がこの負の連鎖を止めるタイミングは多々あったなと思います。

方法としては、大人に相談するなどもありますし、学校を辞めるという選択肢も選べると思うんです。なぜ、被害者が逃げなければならないんだっ!!って怒られそうですが、酷いイジメにあう現実を思えば、学校なんて辞めれば良いと思うんですよね。

以前も記事にしましたが、子供たちが学校以外の選択肢を躊躇なく選べる時代になれば、良いと感じます。もう少し言えば、自分の考えがハッキリすれば、そんな時代を待たずして、学校を辞めるという選択肢は選べるとも思います。

それが、自身の豊かさや幸せに繋がるのであれば、余裕でアリじゃないでしょうか?

鈴木山真次郎【スズキヤマ マジロウ】(イジメっこ1)

鈴木山真次郎
鈴木山真次郎

こいつらだけ、ぬくぬく過ごしてるなんて許せねー。

真次郎くんは、父親からの虐待により、イジメル側になりましたが、最後は改心し、謝罪します。父親も病の床で「息子には酷い事をした」と後妻に洩らしてましたね。

結局、まずは、父親が自立(自律)できてなかったんだと思います。自分の抱えるストレスを子供に当てる…。負の連鎖の始まりですね。゚∵・(ノД`)∵゚。

社会で仕事をする中で「しなければならない」という強迫観念、もしかしたら責任感かもしれませんが…そんなものからは、逃げた方が良いと思います。

自分に軸がないと「やらされ」ます。自分のやりたいことをやってれば、絶対「やらされ」ることはない。

父親がもっと純粋に「自分の幸せ」を考え、追求できていれば、現実は変わったのではないでしょうか?

真次郎くん自身は、「自分だけが虐待にあい、周りのヤツらは温々としてやがる」という考えが根を張ってます。キッカケがないと難しいかもしれませんが、父親から脱却することで違う未来を選べたのではないかと思います。

親子とて他人だと思います。「家族だからこうあるべき」とか「理解し合える」なんてことはありません。(個人的な考えです)

少し酷かもしれませんが、真次郎くん自身が、「父親との決別」を決心し、家を出ることができれば、負の連鎖は避けられたかもしれません。

真次郎くんには父親から離れ、自分自身の幸せを追求する権利があると思います。

結局は、父親亡き後も「自分だけ虐待されて周りの奴らは温々と…」という強い意識に囚われ続けていました。ある意味、父親への関心が強く、自分自身から父親を切り離せなかった結果なように思います。

若保囲孝史【ワカホイ タカシ】(イジメっこ2)

若保囲孝史
若保囲孝史

社会なんて嘘とコネだけでできてんだよ。

孝史くんの祖父は警察の偉い人で、社会的な地位もある。孝史くんが幼稚園の時に事故とはいえ、友達(イジメっ子)を死なせてしまった時も「もう口にするな…」とだけ言って隠蔽した。これによって、孝史くんは嘘とコネだけで社会が成り立っていると理解して、それだけを信じてしまったわけです…(ΘへΘ)

これは、父親が、子供をひとりの人間として認められなかった結果だと感じました。親が子供のためにと尻拭いをするのは、3才くらいまでで良いのではないでしょうか?(あくまで個人的な見解です)

段階はあれど、「子供のやったことは子供が責任を負うべき」だと思います。躾云々の話が出てきそうですが、個人的には「子は親を見て育つ」と思うので、「しつけ」なくても、やっていいこと、ダメなことを勝手に親から得て覚えます。

背中を見せるとはよく言ったもので、背中を見てるのです。というか、四六時中、親を見てるのです。親が子に何かをさせる必要はなく、親は、自分自身が正しいと思うことをやってさえいれば、良いと思うのです。

本作では、孝史くんは最後まで自分の考えを疑わず、改めることもありませんでした。思考したり、掘り下げることすらできないほど、嘘やコネばかりを盾にして、自分の中にある大切なものを置き去りにしていたのだと思います。

こんな状況にあろうとも、もっと「自分で考える」ことをしていれば、孝史くんの人生は変わっていたのではないでしょうか。孝史くんはマジ考え無さすぎ…orz

鶴巻真魚【ツルマキ マオ】(イジメっ子3)

鶴巻真魚
鶴巻真魚

謝ってすむんなら警察いらないって、聞いたことない?

真次郎の恋人で、真次郎に完全に依存しており、自分の命よりも遥かに高いところに真次郎をおいています。

鶴巻さんの親は、離婚する際に子供(鶴巻さん)を互いに押し付け合い、引き取るのを拒んでいました。「こんな親、本当にいるのか?」と疑ってしまいますが、実際なくも無いかもしれません。結果、母親が引き取った形ですが、個人的には施設などへ預けるべきだと感じました。

こんな「子供を厄介者扱いしか出来ない親」ならば、それを押し通して引き取らなければ良かったように思います。

鶴巻さん自身はそんな経緯もあってか、真次郎に依存してしまいます。こんな状況だけに、自分に価値が見いだせなくなるのも仕方ない気もしますが…(^ω^;);););)

自分に軸を持って、自分の幸せを追求した先に真次郎がいれば、また違った付き合い方ができていたのかもなーと思いました。

自分を大切にできた先にこそ、本当の意味で、共に歩むパートナーと幸せを見つけることができるのではないでしょうか?

須田淳七【スダ ジュンシチ】(いじめられっ子)

須田淳七
須田淳七

仲間うちのことだから、ほっといてくれ。

幼稚園の時は、ケンカが強く真次郎や孝史をイジめる側だったが、父親の会社の経営上、孝史くんの祖父(警察の偉い人)には、頭が上がらないことが分かり、立場が逆転…それ以降、真次郎くんと孝史くんにいじめられる日々を送る。

父親にイジメられていることを訴えるも「分かってくれ…」と言われ、イジメを受け入れざるを得ない状況に。

親の背中を見て育つとすれば、強いものに頭を下げ、我慢しながら生きる父親に倣い、須田くんもそんな状況を受けいれるという選択になったのだと思います。しかも、父親からそれを許容しろと言われては、そうする他なかったのかもしれません…。

後に、父親が、家族や子供のためになると思って頑張ってきたのに…と洩らすシーンがありますが、後の祭り…。実際はどうすればよかったのでしょうか?

「誰かのために我慢する」ことは、必要でしょうか?頼まれたことならまだしも、頼まれてもいないのに、「家族のため…」「子供のため…」に我慢して努力する必要はないと思います。一度立ち返り、誰かのためではなく、自分のために今何が必要かを考えても良いと思うのです。

父親が幸せそうに生きていれば、子供は自ら幸せを見つけるための道を探すと思います。

そして、親と子は、それぞれ独立した個であるから、親の頼みであれ、嫌なことは嫌だと主張して良いと思います。子がどう生きるか、親がどう生きるかは、それぞれが考えるべき課題として切り分けることが大切なように感じます。

こちらも、中学生には酷かもしれませんが、須田くん自身が、親の問題は、自分のこととは無関係と割り切れれば、イジメを受けることも回避できた気がします。

子供であろうが、親のことを考慮する必要がないとはっきり認識すれば、親のことなど度外視すれば良いと思います。

大人が流され過ぎている

全編通して感じることは、大人たちが「自分にとっての幸せ」を追求しようともせず、「これが現実だ…」と、その場の状況に流され続けているなーってことです。

真次郎の父も、孝史の父も、須田の父ももっと自分にとって本当に大切なものは何かを追求していれば違った接し方で、子供と関われたのではないでしょうか。

鶴巻さんの親に関しては、本当に子供に興味が無さそうなので、ハッキリと「私は自分の人生を生きるから、あなたはあなたの人生を自分で作りなさい」などと伝えても良かったのだと思います。「私は自分が大切だから、あなたも自分で自分を大切にしなさい」とか…(^ω^;);););)大なり小なり、「親が子を思う気持ち」はあると思うのですが、鶴巻さんの母親に関しては、無さそうなんですよね…orzどちらにしても子供も自立し、一つの個になるので、本人が自分で道を見つける他ないと思います。

大人も子供も一つの個

「誰かのため」に考えるのは、「自分にとって何が大切かを追求し続ける」ことができていて、その上で、初めてできることだと思います。

自分のことを置いといて、「家族のため」「子供のため」は、大きなお世話かもしれません。

子供たちも、「親のため」で何かをするのは、「自分にとっての幸せ」を追求した後で良いと思います。

大人も子供も一つの個として、まずは、自分の幸せを追求することが大切なのでは、ないでしょうか。

「自分に軸をおく」ことが大切だと思います。他人のことばかり気にするのは、誰得?って思います。

個人的な話ですが、私が中学生の頃は「立志式」というものがあり、おぼろげに子どもから大人へなるんだと考えたことを覚えています。昔の日本では、14歳で大人になるとされていたそうです。

自分で考える意識を持ったり、自分の道を自分で選択したり…14歳にもなればできるはずですよね。もちろん必要な分だけ頼れるものは頼っていいと思いますし、利用するのもアリだと思います。しかし、前提に「自分で考え、選択する」ことは不可欠だと思います。

幸せの追求

「自分はどうせこんなもん」とか「社会で生きていくには、こうしなきゃ」とかという「枠」みたいなものを作って、その中に収まろうとする必要はないと思います。

人には、それぞれ「幸せを目指す権利」があると思いますし、「自分にとっての幸せは何か?」を思考し、追求続けることで、幸せに近づけるのだと思います。幸せとは何か?死ぬまで分からないかもしれませんが、追求し続けることが大切なのだと私は考えています。

それをせずに、現実は過酷なものとして流され続けるのは、ある意味、怠慢の極みにも思えます。

「自分にとって本当に大切なものは?」「自分にとって幸せとは何か?」これらを本気で考え、追求することが必要なのだと感じました(´∀`)♪♪

まとめ

予想以上に長く書いてしまった…。ここに書いたことは個人的な見解でしかありませんので悪しからず(^ω^;);););)

色々と考えさせられることの多いお話でした(´∀`)♪♪

作品として、とても丁寧に描かれており、違和感を感じさせずに漫画の世界へ没頭出来ました(´∀`)♪♪

これって凄いことですよね゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚

そんなこんなで最終的には、1500円も課金してラストシーンまで辿り着きました…(^ω^;);););)

紙ベースとして書籍化もされていますので、まだ読まれてない方はそちらを購入されても良いかもしれません。

かなり、面白いのでめちゃくちゃオススメですっ!!!

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