【PA基礎⑦】PAを一から組んでみた!part1 各機材の接続からスピーカーのチューニングまでを解説

PAのあれこれ

どうも〜Joe満(ミツル)ですっっ!!

これからPAを始めてみようっ!!って考えてる方に向けてPAについて初歩の初歩からお伝えしていきたいと思いますっ!!

以前の記事はコチラからっっ!!

PAシステムを一から組んでみた!

今回の記事では、PAシステムを一から組んでみた!という動画作成しましたので、そちらを観て頂いて、PAというものの一端を知って頂ければ良いかと考えています♫

このブログ記事では、動画だけでは足りないような情報を補足として記述していきたいと思いますので、合わせて参考にして頂ければ幸いです♫

スピーカーの設置について

まず、PAのシステムを組む上で、スピーカーの設置を行います。

今回の動画では、スピーカーの位置や向き、高さなど、特にこだわらずにセッティングしていますが、実際の現場では、入念に計画をして設置します。

スピーカーはメーカーや型番などによって、指向性や特性など、それぞれ違った特徴があります。

また、カバーエリア(お客さんのいる範囲=音を聞かせたい範囲)や会場の大きさ、レイアウト、設置場所の制限など、様々な条件を考慮した上でセッティングする必要があります。

大まかな要件をリストアップします♫

  • カバーエリアに対して、均等に音が届くようにする。
  • 壁などへの反射音に留意して、なるべく直接音を届ける。(反射が多いと明瞭度が落ちる)
  • スピーカーに近いお客さんと遠いお客さんのどちらも留意して高さを決める。
  • なるべくステージと客席(カバーエリア)を分けられるよう配置する。
  • ハウリングのリスクを避ける配置にする。(一つ上の項目にも通じることです)

お客さんが立って聞くのか、座って聞くのかでも変わりますし、野外イベントなどでカバーエリアがはっきりしないこともあります。また、広さによっても変わりますし、位置の制限により、ベストポジションにスピーカーを設置できないこともあります。

どんな状況にあっても、上に挙げたことを考慮してベストを目指すことが重要ですね♫

大きな規模のものであれば、初めから設置する場所を確保してくれますし、小さな規模だと、現場合わせで決めなければならないかもしれません。

レコードショップなどで行われるインストアライブとかは、メインスピーカー兼モニタースピーカーとなることもあります。PAさん的には厳しい側面もありますね…(^^;;

卓周りの機材の設置について

卓とは、ミキサーのことを言います♫正式にはMixing Consoleでしたね( ^∀^)

PAのシステムを組む時は、基本的にミキサー側(客席)ステージ側(舞台)の二手に分かれて、セッティングを行っていきます。

今回の動画では、私が一人でやってますが…^^;(規模が小さければ一人で十分です)

卓周りの機材には、下のようなものがあります♫

  • ミキサー
  • グラフィック・イコライザー(G.EQ)
  • CDプレーヤー
  • エフェクター

規模が小さければ…

  • ワイヤレスマイクのレシーバー
  • パワーアンプ(P.AMP)

などですね!!

以前の記事でもお伝えしたように、PAでは5つの最重要な機材があります!!(`・ω・´)

MIC → MIXER → G.EQ → P.AMP → SPEAKER

ですね。

このうち、ミキサー、グライコ、パワーアンプの設置、接続はミキサー側のスタッフが担当します。

マイクやスピーカーなどの設置、接続は、ステージ側のスタッフの担当となりますね♫

動画では詳しく、順を追って接続してますので、ご参考にして下さい。

スピーカーのチューニングについて

スピーカーのチューニングは、G.EQを使用して行います!

G.EQ たくさんのスライダーが並んでます。左が低音域、真ん中が中音域、右が高音域となります。
スライダーを上に上げると、ブースト(増幅) 下げると、カット(減衰)です。

主にメインスピーカーとモニタースピーカーに対して行われます♫

以前もお伝えしましたが、大きな目的として…

  • 良い音をお客さんに聞いてもらうための音質調整
  • 演奏者が演奏しやすい環境を作るための音質調整
  • ハウリングを防ぐための音質調整

が、ありますっ!!

大前提としてハウリングが起こりそうな音は、良い音ではありませんね。場合にもよりますが、できるだけクリアでスッキリした音にしたいところです。

PAでのスピーカーチューニングは、基本的にカット(減衰)しか使いません。

出過ぎた帯域の音を減衰させて良い音に近づけます。

動画を見て頂くと分かると思いますが、出過ぎていると思う帯域を少しブーストして、どの帯域が出過ぎているかを確かめます。

何本かのスライダーを上げて、ブーストさせ、出過ぎているであろう帯域を探って、カットする帯域どれくらいカットするかを決めていくのですね♫

メインスピーカーモニタースピーカーでは、チューニングの仕方も変わってきます。

方法は同じなのですが、目指す音が変わってくるのです。

当然、演奏者お客さんでは、環境も、スピーカーとの距離も、スピーカー自体も、出す音量も、違いますから、チューニングも同じなはずがないのです。

【参考動画】PAを一から組んでみた!

それでは、最後に動画をご覧ください♫ また改めて後編もアップします!!

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