どうもー!!Joe満(ミツル)でございます。
今回は、ミキシング・コンソールについてお話をさせて頂きたいと思いますっ!!
ちなみに、前回のお話はコチラから♪♪
前回のお話を要約しますと
- マイクによって音を電気信号に変える!
- ミキサーによって音を混ぜたり、分けたりする!
- G.EQによってスピーカーの調整をする!
- P.AMPによって音を大きくする!
- スピーカーによって電気信号を音(空気の振動)に変える!
PAの基本中の基本ですね(о´∀`о)
ミキシング・コンソールとは
様々な呼称があります♪♪
日本では、「卓」と呼ばれることが非常に多いです。もしくは、「ミキサー」が多い。
もっぱら海外では「Console」ですね。
主な役割について
前記事でも述べたように大きな役割が3つあると考えて下さいっ!!
- 「それぞれに入力された音」の音量を揃える!
- 「それぞれに入力された音」を混ぜる!
- 「混ぜ合わされた音」を別々の所へ出力する!
まぁ、この他にも「左右に定位を振る」だとか、「それぞれに入力された音」を調整するだとか、重要な役割もあります。
んがっ!!やはり最重要なのは、上記の3つ!!
音量を揃える!混ぜる!分ける!
これに尽きます(о´∀`о)
それぞれに入力された音とは?
「それぞれに入力された音」というと回りくどく聞こえますかね?
つまりは楽器に立てたマイクのこと。つまりは、ギター、ベース、トランペットなどの楽器の音のことですっ!!(ベースはマイクじゃなかったりしますが( ˊᵕˋ 😉
あとは、CDとかiphoneとかの音声も「それぞれに入力された音」になりますっ!!
楽器や、音源などから出力された音声がケーブルを伝ってミキサーに入力されるわけです!
入力に関して、簡単な動画を作ったのでご覧ください。
ミックスした音を出力する
「それぞれの入力された音」つまりは、楽器の音をミキサーを使って混ぜます。
その後、メインスピーカーを始め、モニタースピーカーやレコーダー、場合によっては会館への送りや会場後方へ設置したスピーカーなどなど、様々な所へ音声を分配できるのもミキサーの大きな役割です。
出力に関しても簡単な動画を作りました♫
ミキシング・コンソールの各セクションについて
ミキサーは、どんなメーカーの物も、どんな型番の物も、主たる目的に相違はありませんっ!!音量を揃える!混ぜる!分ける!ですね♪♪
それ故、どれか一つでも扱い方をマスターできれば、おおよそどんなミキサーでも、何となく使い方が分かっちゃうんですっ!
今回は、普及率の高いYAMAHAのミキサーを一例に挙げて、説明して参りますっ!!
ちなみに現在はデジタルミキサーが主流ですが、基本はアナログミキサーの方が分かり良いので、アナログミキサーで説明しまっす!
ミキサーには、大まかに分けて2つのセクションがあります(*´ω`*)
- インプットセクション
- アウトプットセクション
上記の2種類ですっ!!それぞれ見ていきまっす♫
インプットセクション
ミキサーのフロントパネルにて、⭕️で囲われた部分がインプットセクション(チャンネルコントロール部)になりますっっ!!
このインプットセクションにて、楽器の音(マイクの音)やCD、iphoneの音(音源の音)を調整していきます。
それぞれの重要な部分のみ、説明していきます!!
GAIN(ゲイン) ※非常に重要っ!!
こちらは大体上の方に付いているツマミです♪♪
入力された音をラインレベルまで増幅させるツマミです。
呼び方は様々で…
- ヘッドアンプ(HA)
- ヘッド
- プリアンプ
- アタマ
- トリム
などなど(´∀`)
このツマミを上げれば、音量が上がっていくのですが、ここで最重要なことが!!
「それぞれに入力された音」を同じ音量にする。
事なのですっ!!
全ての楽器の音(ボーカルやCDの音源なども含む)が大体同じ音量でスピーカーから出ると、それなりに音楽として形になりますっ!!
そのスタート地点をゲイン調整で作ってやるわけですね♪♪
ここんとこ何気にミソです(๑•̀д•́๑)キリッ
パラメトリックイコライザー(P.EQ)
大体のミキサーでゲインの下辺りに配置されています。
音質調整を、行うツマミです♪♪
ツマミのイコライザーのことをパラメトリックと言うんですね(о´∀`о)
それぞれの楽器毎に音質調整をすることが出来ます。
以前、PAシステムの記事で出てきた「グラフィックイコライザー」とは役割が違うのでご注意を!!
- G.EQ⇒スピーカーの調整(全体の音)
- P.EQ⇒各チャンネルの調整(楽器毎の音)
流れとしては、
G.EQでスピーカーの音を整える。
その上で、
P.EQでそれぞれの楽器に対して音作りをしていく。
という順番になります♪♪
AUX(オックス、オグジュアリー)
エーユーエックスとも言います♪♪
大体、P.EQの下にありまーす。
外部出力のことです♪♪分かりにくい?( ・᷄ὢ・᷅ )
ザクっというと、主に…
モニタースピーカーに音を送るためのツマミです♪♪
AUX1~8、つまりは8つくらいAUXのツマミがあるミキサーが多いです!!
モニタースピーカーが8台繋げられるわけですね。
バンドものでは、ドラム用モニター、ベース用モニター、ギター用モニター、ボーカル用モニター…と、たくさんのモニタースピーカーが必要になるので、それだけAUXの数も必要なわけです。
コイツの凄いところは、楽器ごとに音量を調整できるところです(๑•̀д•́๑)キリッ
例えば、ボーカルの人から、
もうちょっとベースの音を上げてくださーい。
と、言われれば、ボーカル用モニターにだけ、ベースの音を上げることができるという事です。
素晴らしいっ!!
ちなみにこれが、「音を分岐させる」ということです。お客さん用のメインスピーカー以外にも音を分けて、送ることができるのですね♪♪
ミキサー、素晴らしいっ!!!
FADER(フェーダー)
ミキサーの一番下にある、スライダーのことです♪♪
コレ、上げたら音出るんじゃね??
音量調整するヤツよね??コレ…。
って、思わせる見た目ですよねwww
間違っちゃないけど、本質的な音量調整は、先述した「ゲイン」が担ってます(о´∀`о)
フェーダーの役割は…
- 音量の微調整
- CDなどのフェードアウト、フェードイン
- CDなどをBGMレベルに下げる
- ソロなどで、音量を上げる
- 使わない楽器(音声)のミュート(消音)
のような使い方になります♪♪
それこそ、本番中は一番触るものです。
んがっ!!準備の段階では、全チャンネル0dBの位置から動かさず、その上で「ゲインで調整」(同じ音量に)していきます。
インプットセクションについて動画作ったので見てみてください♫
アウトプットセクション
ミキサーのフロントパネルにて、⭕️で囲われた部分がアウトプットセクション(マスターコントロール部)になりますっっ!!
STEREO FADER(ステレオフェーダー)
それぞれに入力された音をひとまとめにして、メインスピーカーへ音を送るための出力です♪♪
別の呼び名では、Master、L-R、Mainなどと言われます(表記されます)。
別にスピーカーではなく、レコーダーに接続すれば録音も出来ます♪♪
ミキサーって、使い手次第で、千差万別。正しい使い方はなかったりします♪♪
少し変わった使い方をされる方もいますが、理にかなっていたりして、ほぉーう!と、唸らせられたりします♪♪
AUXマスター
日本では、「親のツマミ」とも呼ばれたりします♪♪別にさきいかとかではありませんwww
インプットセクションでも、AUXについて触れましたが、インプット(各楽器)の各チャンネルにあるAUXのツマミを「子」と呼び、それをまとめた「AUXマスター」を「親」と呼ぶのです。
「オックス6番の、親のツマミを12時にしといて」
とか、言ったりしますwww初めて聞く人は、意味分かりませんよね…(´ヮ`;)
12時っていうのはツマミの上げ具合になります。(時間で表します。12時はつまり“真上”のこと)
GROUP FADER(グループフェーダー)
MainでもAUXでもないアウトプット(出力)です。
主に・・・
- ディレイスピーカー(会場の後方に音を届けるためのスピーカー)
- 小屋送り(会館、ホールなどへ音を送ること)
- レコーダー(録音機や取材のカメラへの音声送りなど)
などなど、音が必要なところへ送ることができますっ!!
また、音声は出力させず、出力端子には何も接続せずに使うというまったく別の使い方もできます。
例えば、ドラムセットに12本マイクを立てたとして…12本いっぺんにフェーダーを操作するのは難しいですよね??
それを、まとめられるのがこのグループフェーダーだったりします。
詳しくは、機会があれば後日、記事にしますっっ!!!
アウトプットセクションも簡単に動画制作したっす!
まとめ
非常〜〜〜〜にざっくりとした説明になりましたが、いかがだったでしょうか??
個人的に、最後に言いたいのは、ミキサーの重要な役割は…
音量を揃える!音を混ぜる!音を分ける!
これに尽きます(๑˃̵ᴗ˂̵)
ミキサーについては、また違った形でも幾度となく記事にしたいと考えています♫
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